【完結】先生との恋





その顔を見て、笑顔になる。



まさかここであたしからキスされるとは思わなかったでしょー?


固まったままの高橋の耳元に近づいて、誰にも聞こえない小さな声で囁く。


「切り替え、ちゃんとできるの?」


って。


あたし今、絶対意地悪な笑顔になってるなって思いながら。




「……出来るよ」


「その顔で?」

「できます!」


拗ねたように立ち上がった高橋を見上げる。



思いっきり顔の表情に出るくせに。

……あたしに向き直った高橋。



「……岡本さんは、中、高、卒業した後の時間をこの病気と闘うために使ったよね」


「うん、すっごく時間を損した」