「今日は高橋先生と素敵な誕生日を過ごしてね!詳しい事は高橋先生に聞いて」



「じゃ!」




バタン、とドアを閉められ、あさみと椿は振り返りもせずに歩いて離れていく。




……何?



高橋と誕生日を過ごせって。






今日は、あさみと椿とまったり家でお祝い……。



だったはずなのに。







窓の外で小さくなっていくあさみと椿を見ていると、動き出した車。



……高橋も、どういうつもり?