「んー……あ!
じゃあ、素直に好きって言ってくれた心ちゃんに、一つ高橋先生の隠れた優しさを教えてあげる」
高橋の隠れた優しさ?
「何?隠れた優しさって」
首を傾げながら聞いたあたしに、あさみは真顔で口を開く。
「あたしも、最近心のママから聞いて知ったんだけど」
「お母さん?ってか何でお母さんと話してんの?」
あたしがあさみの話を遮って質問すると、あさみは「あんたが悪いの」と腕を叩いてきた。
「いつお見舞いに行ったら良いか分かんなくて、心にメールしても電話しても返事こないし……
もう行っても大丈夫ですかって心のママに電話して聞いたの」
それを聞いて、ごめんと謝る。
そう言えばあさみからも何通かメールと着信履歴が残ってたな……。
「その時にちょっと聞いた話なんだけど……
心に写真展の券あげたじゃん?」
「うん、貰った」
「その時に、高橋先生も誘ったけど、発作がどうのこうので高橋先生に行っちゃいけないって言われたでしょ?」
そうそう。
せっかくだから誘ったのに、清水先生も行って良いって言ったのに高橋は何故か行かない!って言い張ってたんだよね。
「絶対にに言ってはダメです、行かせませんって言ってた」



