「……もう良いよ。ずっと入院してて毎日顔合わせなきゃいけないなら、謝った方が良いかなって思うけど、そのうち退院だし。
退院したら、定期検診の時に会うだけでそんなに関わりも無いから」
会うことも無くなっちゃうし……。
「……それで良いの?」
あさみは、心配そうな顔をしている。
「何が?」
良いも何も……どうしようもないし。
「心……高橋先生の事好きなんでしょ?」
直接、そう言われると困る。
いつもしつこいくらいにどこに行くのか聞いてきて。
抜け出したの気付いたら5分毎にあたしに電話やメールを入れてきて。
居場所教えたら迎えに来て。
どこにも行かない日だって部屋に様子を見に来て……。
最初は、いや今でもしつこい、ウザイ、ムカつくって思うけど。
それがいつの間にか当たり前になってたんだよね。
だから、急に来なくなったら……逆にムカつく。
高橋が気になる。
それを高橋が好きって言うんなら……。



