【完結】先生との恋






至って真面目だし。



「手術したらあたしはもう病院を抜け出そうが何をしようが関係ないんじゃない?」




「……何でそう思うの?」




「実際、今までは一日に何回も顔を見せてたくせに手術してからは朝と夕方しか顔見せなくなったし……」





別に、寂しいとかそんなんじゃないけどね?



しつこいくらいに来てた人が、手術した途端、来なくなったら。



結局手術したかっただけか。って思う。



「高橋先生は、ただ手術したかったから心の事をしょっちゅう見に来てたわけじゃないと思うよ?」




あさみの言葉に、椿も頷く。





「何で?」



「だって手術だったら心じゃなくても他の人ですればいいじゃん」


「そうそう。
あたしが高橋先生だったらひねくれて生意気な子じゃなくて大人しい担当の子が良いもんなー」



椿の言葉に反論したいけど、言ってる事は正しいから、何も言えない。




「心はさ、手術の後に高橋先生と何て話したの?」



あさみに聞かれて、あたしは手術が終わった後の事を話した。