【完結】先生との恋






そんな高橋に苛々する。





「高橋には分かんないよ。あたしの気持ちなんて」



睨み付けると、高橋は黙ってあたしを見つめる。



あんたに分かるはず無い。



女の子が、傷をどれだけ気にするかなんて。



それに……手術をされてしまえば、もう高橋をからかう事も出来なくなるね。


言ってやりたい事が沢山胸の中に溜まって、怒鳴って全部吐き出してやりたいけど、出来ないし。



我慢していた涙もなんだか出てきたし。




高橋に、泣き顔なんて見せたくないのに。



堪えようとしても、横になってるからか、目尻から涙が零れる。


「……高橋は良かったね。
もうあたしの我が儘に付き合う事も無いし、抜け出して発作起こされたら……って心配する必要も無いし、休日だって休める」



もう関わる事も無いんじゃない?


「岡本さん……」



「それに、高橋の経験値が上がったじゃん。
こういう症例の手術を執刀して成功したって……次の手術に自信持てるでしょ?高橋にとって良いことばっかで良かったね」



高橋が悲しそうな顔をしてるのは分かってるけど、止まらない。