痛い為、小さくしか出ない声。
「発作起こして危険な状態だったんだ」
「我慢したら治まったかもしれないでしょ?」
昼間の発作の時みたいに。
発作起きたらすぐ手術……じゃなくて。
もう少し手術に踏み切る前に考えて欲しかった。
「意識、失ったの覚えてる?
このままだと心臓が止まる所だったんだ。だから、急いで手術した」
今までは発作を起こしても意識はあった。
救急車で運ばれた時も。
でも、今回は意識が無くなる状態に陥ってしまった。
手術の決め手は……そこ?
多分、手術をしていなかったらあのまま死んでいたと思う。
でも……手術したくなかった。
手術だけは、何が何でも嫌だった……。
「高橋が切ったの……?」
あたしの体に。
これからの楽しみを奪ってしまうような傷を。



