【完結】先生との恋




最近は、自分で考えて無理をしないようにしてたから、発作なんて無かったのに。


バイト友達と遊んでちょっと走り回ってたら、まさかの発作。



あたしはすぐに治まるから大丈夫って言ったのに、心配した友達が救急車を呼んで。



ここに運ばれた。



お陰でもうすっかり元気で何とも無いのにこの生活。



早く退院許可貰わなきゃいけないのに。



――あたしの担当医……清水先生はあたしが初めて来た時からずっと診てくれている先生。



13の時からだから……今年で6年の付き合いになる。



入院生活は本当に何もする事が無くて退屈で。



外に出たくて、たまに病院を抜け出したりしてたけど。



それも今回はなかなか難しい。

こいつ、高橋がいるから。






今回入院する事になった時、清水先生に言われたんだ。