【完結】先生との恋




大体激しい運動も何もして無いのに。



負担になるような事なんて何も……。

あたしからすれば、ずっとあんな所に閉じ込められていた方が発作が起きそうになるよ。

……じっと睨み付けるように高橋を見上げる。

しばらくして、言っても戻らないと分かったのか。



「……じゃあ僕も此処にいます」



戻るか、と思ったのに。

あたしの隣に座った。



ったく……困る。


うざい。



あたしは溜息を吐きながら周りを眺める。

……もう嫌。

この病院も、高橋も、あたしの体も。



――元々は、健康だったのに。


……あたしがこの病院にお世話になり始めたのは中学生の時。