「べ、別に教えるつもりがあったんじゃ……」
気分が上がってしまって恥ずかしくなってあたしは高橋から視線を逸らす。
「嬉しいです。少し岡本さんの事分かった」
笑顔にあたしに言ってくる高橋。
分かんなくて良いけど。って言いたかったけど口を閉じた。
……別にあたしの事が分かって、高橋にとって何が良かったのか全く意味が分からない。
「……友達に会ってたって言ってましたよね?」
高橋はあたしが目を逸らしたのを気にもせず会話を続ける。
写真集を見たまま。
「うん。
あさみに誕生日プレゼント何が欲しいか聞いておこうと思って」
もう少しであさみの誕生日だから。
「……そう言うプレゼントって本人に聞いちゃうの?」
「うん。毎年あげててもう何をあげたら良いか分かんないし。どうせなら本人の欲しい物あげた方が良いじゃん」
普通なら、サプライズとしてプレゼントを渡すと思うけれど。
何年も一緒にいて、何回も誕生日を迎えていたら欲しい物を聞いた時点でバレてしまう。
どうせプレゼントするなら、
本人の欲しいものの方が嬉しいもんね。
で、結局ヘアアイロンが壊れちゃったからそれが良いと。



