「―それさ…、」 少し間が空いてから、聞こえた陽太の声。 そして 「…っ!?」 顔を隠してた手を掴まれて、あたしの目線に合わせるようにしゃがんでる陽太と目が合った。 泣き顔を見られるのが恥ずかしくて、真っ赤になるあたし。 「な、なに、陽太っ!」 慌ててるあたしとは反対に、陽太は冷めた表情で 「それ…本気で言ってるの?」 って言った。