好きな人居るの?って聞く?
…いや、それが出来たらこんなに切羽詰まってないよね
…あ、あたしが先に告白するとか?
って何言ってんの!
性格悪すぎじゃんあたし!
てかそもそも、振られるの目に見えてるのに、何を考えてんだろ。
ジュースのお礼すら言えないあたしが、告白なんて出来るはずない。
きっとあのマネージャーさんなら…
可愛く笑って「ありがとう」って言えるんだろうな。
いや、普通言うよね。
あたしがおかしいだけだって。
あー!
考えれば考えるほど良くないことばっかり浮かんでくる!
今陽太に会ったって、苦しくなるだけだよね?
…もし明日、陽太がマネージャーと付き合っちゃってたら…。
あたしはどうしよっかな…?
陽太がくれたオレンジジュースを眺めると、胸がぎゅーっと苦しくなった。
「飲めないよー…ばか」

![Rainbow Love Story [短編集]](https://www.no-ichigo.jp/assets/1.0.787/img/book/genre1.png)