次の日、ミサキとモモは

旅に出た。


「おかーさん。いってくる…」

「がんばってね」




そして町へいく汽車のなかで

予定をたてた。



「モモ、とりあえずさぁ…
 
 このスクリア湖ってところがどこなのか
 
 調べなきゃ」


『そりゃそうだね。

 そこにエウチカっているのかなぁ』


「それはわかんない…

 これがホントの物語ならともかく、

 おとぎ話…物語だとしたら話は別でしょ」


『じゃーさー

 スクリア湖ってのもないんじゃないの?』


「スクリア湖はあるよ!

 社会で教わったもん。

 スクリア湖っていう伝説の湖があるって。

 運のいい人にだけ訪れる事ができるって、

 先生言ってたじゃん」


『運がいい人でしょー?

 ミサキはいーっつも運わるいじゃーん』



ミサキは弱気なモモを無視。



「とにかく町へ行って、

 このスクリア湖が

 どこにあるか聞き込み調査だよ!」