「不安だなぁ…。」

行くと決めてみたものの、何しろ、部活なのだから、きっと先輩も大変なんだろうな…。

入るか、入らないか、すぐに決めないといけないと思うと…

「ま、なんとか、なるっしょ。」

菜々が、いるから、それが、安心できる元だった。

菜々がいなかったら、入ろうと思うことすらなかったのだから、友達って凄く偉大だと思う。

「ほかのサークルについても調べとこ。」

もらった勧誘の紙を、じーっと見ながら、気分は準硬式の飲み会だった。

なぜか、わからないが、凄くうれしい気分になっていた。

それは、今まで行った飲みサークルとは、違うからかもしれない。


深く考えることなく、羚は、眠りに落ちた。