年下ダーリン

「まままま待ってッ!!!!」







やっと茂みから出てきた依子は両手に木の枝を持っていた。……なんともマヌケな格好に私は噴き出すのを必死でこらえた。でも、翼はクスッとも笑わず、真面目な顔で依子を見た。








「何??」






見たこともないような翼の態度に依子はビクッとした。しかし、反抗的な目は変わらない。キッと翼を睨んで、木の枝を捨て、どんどん近付いてきた。











え??なになにッ!!??










依子は見たコトもないような怖い顔をして、翼と私の前に立ちはだかった。そして、ジーッと翼を睨み、腰に当てていた手を翼のほうに差し出した。