年下ダーリン

「りんってさ、やっぱあの小学生のコト、気になってたりするんだろ??」







「は??んなわけないじゃん……」






ふーんとニヤついた顔で言う翼。








「俺と付き合えないのは、それが一番おっきい理由なんじゃねえの??」







「だって……、小学生じゃん……」










「らしくねえコト言うなよ。そんなん恋に関係あるかよ。ただの言い訳作って逃げんなよ」











言い訳………。







そのとき、翼が笑って私の頭をグシャグシャした。いつもみたいに……。もーッと言いながら髪を手グシで整える。




「もう分かってんだろ??次は俺のときみたいになんなよなッ」







「いったッ!!!……まったくッ!!!!」





翼に恋してよかった。






こんな可愛い自分に出会えたよ。





そして、恋する幸せ、見つけられたから。