年下ダーリン

「はあ~……、やっぱりんには敵わねえや」








肩を一気に落として、両手を後ろにつく翼。









「翼、わかりやすいから。分かってないのは依子ぐらい」









「だよなあ……」








「依子、バカだから」










「………でも、やっぱそこが可愛くてほっとけないんだ」








ノロケかッ、そう言って翼の肩を押すと、さっきの表情とは全然違う、キラキラする翼の笑顔があった。