年下ダーリン

「………りん??」






「あ……」







「どうかしたッ!!??」





「ううんッ、なんでもないよッ!!!」






翼にバレないように、袖でゴシゴシ目元を拭いた。無理に笑ってみせても、きっと口もとは笑っていなかったと思う。分かってても今は笑うしかなかった。







そのとき、翼が私の手を握ってこする手をとめ、自分の袖で私の涙を拭きとった。









「つ、翼……ッ」










「んな無理すんじゃねえよ。俺ら、そんな浅い仲じゃないだろ??なんでも話せる仲じゃねえのかよ??」





「………」







そう……、そうだよね。私たち中学のころからずっと一緒だった。他の子には話せない話も、翼にならどんなコトでも話せたよ。











でもね、私は一番大切なコト、翼に話してないんだよ。翼に言わなくちゃいけなかったのに、無理だって諦めて、傷つくコトから逃げた。ホントは言わなくちゃいけないコト……。言ったら翼はどんな顔をするのかな??それが少しだけ怖いよ。