「うっわ…、おいし〜…」








イチゴの甘さと、ほどよい酸味が口の中に一気に広がる。今まで食べたコトがないくらいおいしかった。










「おいし??」









「めちゃくちゃおいしいよ〜」









よかった、と微笑む翔。
私は構わず一口、二口と次々口の中へと運んだ。










………ん??そういえば、翔さっき何か言いかけたような……。









翔をチラッと見ると、翔もデザートを口にしていて、何か言い出すようでもない。











なんでもない…かな??











ま、いいや、と気にせずデザートを食べる。気付いたときには食べ終わって、運ばれてきた食後の紅茶を飲んでのんびりしていた。