「年の差なんて関係ない。背だって、すぐ追い越す。俺、りんを守れるように強くなるよ」







翔…………。








「だから、信じて。俺は、りんを泣かせたり……不幸になんてしないよ」







翔はいつもまっすぐ。






顔を赤くしたことなんて、一度もなかった。







なんか妙に手慣れてて、小学生だってことも忘れてた。








でも…、今の翔は違うね。








顔を赤くして、目をそらして……。







小学生じゃん。ランドセル肩にかけてる、ただの小学生。