そのとき、ふわっと温かいものが私を後ろから包んだ。
ちらっと私の目にうつったのは……金色の…






「それ、ホント?」




「え…?か、かけ…」




慌てて後ろを振り向こうとすると、ぎゅっとさらに力強く抱きしめられてできなかった。後ろから私の首にうずまるようにする。



「ホント?」



「…」


「俺…もしかしたら……いなくなるかもしれないんだよ…?」


「…」


「年下だし、もっともっと大人で、相応しい人がいるかも…」

「それでも好きなの」


後ろから回ってきた翔の手を握り、頬ずりをする。



「どうなっても…私が最期まで翔のそばにいたいの」



















「愛してるから」