年下ダーリン

「…で?りんは何て言ったの?」





力なく首を横に振った。依子が息をつき、椅子によりかかって背伸びをした。





「でも、あの翔くんがねぇ…」






そう、だから受け止められない。

いっつも元気で、
「りん、りん!」てうるさくって…




それがパタッとなくなる世界を、私は想像できない







「私…どうしたらいい…?」


「りん…」




「なーんにもね、浮かばなくって。何を言っても、なんだか違う気がして…気がついたら逃げてた」




そっと依子の手が、私の頭をゆっくりとしたリズムでなでていた。

ただ何も言わず。



私は、溢れそうになる涙を悟られないように拭いた。