年下ダーリン

少しして、翔はポツリポツリと話し始めた。





「俺、生まれつき心臓悪くて。人並みに運動したりとか…体力がないから、風邪長引いたりとかさ……」



「うん…」




「みーんな外で遊んでるのに、俺だけ教室にいたり…一日中保健室とかザラだし」



「うん……」



そのとき、目元に冷たいものが当たった。


見上げると、グレーの空から雪が降ってきた。




私の体温で水に変わってしまった雪を、手で掬おうとすると、スッと翔がタオルを取り出した。


覚えてないわけない、





『俺と付き合って?』


生意気な蒼眼を輝かせて、君はそう言った。