年下ダーリン

「ねぇ、依…」


「あ、翼くんッ!!」




依子は私の視線を振り払って、教室のドアにもたれかかって手を振る翼のもとへ駆けていった。




「ちょッ!!依子ッ!!」



私は走って行った依子を追いかけ、腕を掴んだ。


依子はジーッと私を見て、手を振り払った。そして、両腕で翼の腕をだきしめて、教室を出て行った。




「ちょ…ッ、依子?」



無言で歩く依子。ひっぱられていく翼。


なんなの…?意味が分かんない…





「依子、待ちなさいよッ!!なんなのよッ!?」





すると、依子は急に止まって私のほうを振り向いた。





「どうしたらいいのかは自分で考えなよ!!」



「な、なにそれ…。なんで急に…」






「だって、もう答えは出てるのに、私の話なんて必要ないでしょ?」