年下ダーリン

「別に…莉奈ちゃんだけに会いたいとかじゃないんだよ?それは言い訳ってか…」



自然と早口になる。翔のほうなんて向けない。こんなにゆであがった顔、恥ずかしくて見せられるわけない。


本当に…たまにでる自分の大胆さには驚かされる。


普通だったら絶対こんなことできないよ。





そのとき、背中のあたりにフワッと風が吹いて、温かくなった。お腹に回された手が、ギュッと力をこめた。



「か、かけ……、翔…」



「りんって…、小悪魔だよね」




私はびっくりして、翔のほうを振り向いた。




「こ、小悪魔ッ!?私のどこが小悪魔なのッ!?」



「だって、照れてなんもしてこないと思えば、さっきみたいに積極的にもなるし…」



「それは…」



翔はハァとため息をつき、むこうを向いた。



え…?なんで急に…


呆れた?年上のくせに余裕ないカンジが…嫌になったのかな……


私の中でグルグルと嫌な考えが浮かぶ。急にため息をついて後ろを向いた、翔の気持ちが掴めなかった。