年下ダーリン

校門で待つ翔。




意地悪な私は、わざと足どりを重くしていく。





…早く帰ればいいのに。



寒くて約束もしてない私のことなんか…待たなくていいのに。



なのに、翔はいっつも校門の前で、手に白い息を吹きかけながら、私を待っている。


雨の日は傘をさして、雪の日は雪を眺めながら……



校門を出ないと帰れない。別に翔と帰りたいわけじゃないのよ?




『りんッ!!』




…そんな笑顔されると、知らんぷりはできないじゃん……