年下ダーリン

「今、好きな人とかいるの??」







「はっ!!??」








またまっすぐ見つめてくる…。今は暗いのが唯一の救いだった。電気がついてても、ぼんやりしてるし……。てか、そんな質問……。








「いる」








「ふーん…」







俯く翔くん。好きな人がいるのは嘘じゃない。…もう、うまくいくことはないけど……。そんなトキ、タイミングがいいのか悪いのかバスがやってきた。






「じゃ……」





「明日、帰り門の前で待ってるから、一緒に帰ろう」






「は??だから、好きな人いるって……」









「そんなの、関係ないよ」