年下ダーリン

教室に依子の姿はなかった。


「あれ?依子は……?」


「えー、さっき誰かに呼ばれてったけど…」


「そっか、ありがと」



私は踵を返して教室を出ようとした。




「あ!!りんちゃん!!」



「え?」



「最近依子ちゃんと一緒にいるの見ないけど…、ケンカでもしたの?」



その問いかけに少し迷った。




ケンカ…確かに周りから見てもそれは分かる


でもね……そのおかげで私は…



「ケンカじゃないよ」


「え?じゃあ……」




「お互いの存在の大切さを確認、かなッ!!」




笑顔を残して、私は走りだした。どこに依子がいるかも分からないのに、なぜか足はどこかを目指していた。



私たちはなにかでつながっている。





この確かな絆、私は信じてるよ。