年下ダーリン

二人でバスを待ってる間、話しているのは翔くんばっかりだった。特に私は聞くこともなく、質問に答えるだけだった。







「お姉さんは高校生でしょ??」








「うん」








「好きな食べ物は??」









「甘いもの。」









「好きな曲は??」










「ロック」








他愛もない話がダラダラ続いた。けれど、どんなに冷たくかえしても、翔くんは笑って受け止めてくれるだけで、なんの効果もなかった。