年下ダーリン

それから沈黙。実際は数分だったのかもしれない。でも、今の私にはそれが、数十分に感じられた。







どうしよう……








その問いばかりが頭の中を駆け巡るが、答えがいつまでも見つかるわけがなく、行動を起こせないでいた。








参ったなぁ……。まさか本人出てくるとはなぁ…。







一番会いたくない人に、こんなに早く会ってしまうなんて…、ホントにツイてない……。








愛奈はまだ私を見ている。だからって、何か言い出す気配はなかった。






そんな沈黙に堪えられず、私は視線を避けるように、何もない長い廊下の先を見つめるしかなかった。