「あッ!!!」







依子は今更口元に手をあてて、私が止まった理由に気がついた。







慌てて駆け寄るなり、眉を下げ、そっかそっか、と何度もうなづいていた。







「入りにくいよね…」






「うぅ……」





昨日の今日だし、第一あれは……。








昨日のあのシーンが頭の中を駆け巡る。突然の出来事で身体、動かないくらいビックリした。






あのときの衝撃が大きすぎて…、なんだか愛奈に会うのが気が引ける…。








でも…こんなコトしてても………。