「〜…でさあ、そいつがねえッ!!!」






「ははッ……」








ピタッと急に足が止まった。依子はまだ笑いながら、数メートル進み、私が止まったことに気付いて、私のほうを振り向いた。









「どうしたの??早く中入ろッ??」






私も入りたい。







寒いし、ずっとここにいたいわけじゃない…。








でも、今思い出した……。






教室の中には、もっともっと身体が凍えるようなものがいることを……。