年下ダーリン

唇をそっと愛奈から離す。はじめくんの顔は驚いて強張ったままだった。








愛奈はそのままはじめくんに倒れこむように抱きつく。








「もう……いいでしょ…??先生が誰を好きでもいいから……、私頑張るから…」







「須田……」







はじめくんの胸ぐらを思いっきり掴んで、頬を涙で濡らし、しゃくりあげる。そこにいたのは、ただのブリッ子の愛奈じゃない…。ただ…はじめくんが好きで好きでどうしようもない……飾ってない愛奈だった。













「だから、もう私のこと好きになってよぉ……ッ!!!!」









私は教室から出た。はじめくんは振り返りもしなかった。愛奈の背中を撫で、泣きやむように慰めていた。










上手くいくといいな……。






そう願って、一人校門まで走っていくのだった。