年下ダーリン

「ぐえッ!!」





「お前…、もしいい点取れなかったら、ペナルティな」






「はあ!!??やだ、だってはじめくんのテストむずいじゃんッ!!!」






「勉強してるヤツにはとれるように作ってあんだよッ!!なあ??」





と、単語帳と私とはじめくんのやり取りを交互に見ている依子に向かって、はじめくんが問いかけると、依子は同意するように笑顔でうなずいた。






「次はするッて!!ゴメンってばッ!!!」





「お前…、前もそれ聞いたよ。反省してんのかよ??」





そのときだった。はじめくんの顔がやけに近づいてきて、この前の…放課後を思い出した。ひいてしまった血の気はまた元気を取り戻して、私の顔に集まって体温を一気に上昇させる。






ちょ……、周りに人いるのに……ッ!!!!






ホントはこれがいつもの私とはじめくんのやり取りだったから、いくら顔が近かろうが、クラスのみんなにとっては、ああ、またか程度のことだった。でも…、私の中では、またか、で済まされるようなことでは、もうなくなっている。





突き放そうと、手に力をいれたそのときだった。








全ての謎の答えが私のもとへやってきた瞬間だった。