年下ダーリン

「……い、いないっつってんじゃん……」









「……好きなヤツとかは…??」









「……いないけど」









はじめくんは下を向いて、そっか、と小さな声っで呟いていた。けれど、まだ私の手を放そうとはしない。心臓がバクバクいっているのが分かる。少し汗をかいてきた気もする。なんで手を離さないのか、その答えを自分のなかで必死に探していたが、見つかるわけもなく、ただ今ははじめくんを見ることしかできなかった。










「俺、ずっと好きなヤツいてさ……」







「うん??」






「基本年の差とか関係ないし、そいつが卒業するまでもう少し待とうかなー、て思ってたんだけど……」









ドキッと一気に高鳴り、ある確信に身体が震えるのをこらえるのに必死だった。