年下ダーリン

カバンを置き、リボンを外して制服を脱ぎ、私服に着替える。長年履いている擦り切れたジーパンに、黒のセーターという、気の抜けた格好。今日はもうどこにも出掛けるコトはない。








視線の先にある…棚に目をやる。









奥に手を入れて、当たったものを取り出す。綺麗に包装された大きめの袋。でも、これを渡すコトはない。もう…今日会って渡さないと意味がないんだ。私はプレゼントを元の棚の中ではなく、ベットの上に置いた。









……翔と出会ってからの、この何か月。







とても時間が早く経った気がする。







毎日が楽しくて、翔に会う前に、毎日同じだ、つまらない、て思ってた自分が信じられないくらい。







……でも、一番変われたのは、自分。








あんなに男がいなくてもやってけるような男勝りなキャラは、翔に破られてしまう。翔の前では……フツーの女の子になってしまう。









だから、怖い。









自分の本当の姿。無防備だから、見られると怖い。触れられるとどうすればいいか分からなくなる。






目を閉じると、翔がいる。でも…、これじゃ満足できない自分がいるのも事実だった。