年下ダーリン

「お帰り、りん」







「…ただいま」








母が手をエプロンで拭きながら、笑顔で私を迎えてくれた。そのとき、急に『りん』て呼ばれたから、なんだかとまどってしまった。私が靴を脱いで、そのまま階段を上がっていくと、母が声をかけた。








「今日は家にいるの??」







「ん…、まあ……」









「そう、じゃあ今日は久しぶりに家族でクリスマスパーティーねッ!!」







母は年甲斐もなく軽くスキップをしながら奥へ消えていった。そういえば、この家で家族と一緒にクリスマスを過ごすのは何年振りだろうか。いつもどこかに出かけて、家族とゆっくりなんて考えられなかった。









そんな自分に今日は妙に反省して、止まった足を進め、自分の部屋のドアを閉めた。