年下ダーリン

でも、私の気持ちとは裏腹に、バスは無情にも大きな音をたてて到着した。ボーッとしたまま、バスの車体を見る。このバスに乗るときは、いつもいつもこんな気持ちだった。なんだか乗りたくない。








でも、それはいつも隣に……、









翔がいたから。








翔と離れたくなくて、バスが来るのを心のどこかで嫌がってた。









でも、今は違うね。だって、隣に翔はいない。















「乗らないんですかー??」








機械的な運転手の声に促されて、私は開いているバスのドアに吸い込まれるように入っていった。最後にもう一度…通りの先を見る。










そこには、私の期待にそうものは何ひとつとしてなくて、ただ悲しさが増すばかりだった。