年下ダーリン

「依子~、帰るぞッ!!!!」









「あッ!!待って待ってッ!!!」








もたつきながら、荷物をカバンに直す依子。翼は仕方ないな、と教室のドアに寄りかかって待っていた。







「んじゃまた明日ねッ、りんッ!!!」






そう言って手をあげたかと思うと、ニヤニヤしながら私の耳元で囁いた。







「明日報告すんのよ♪」





「だからー、今日はなんも約束してないんだってば」








「えぇ~??でも、今日一緒に帰るでしょ??」







「でも、プレゼントは持ってきてないし」








「はあ~??じゃあ、どうすんのよ~…」







依子!!と翼のせかす声が聞こえ、依子が慌て始める前に、依子の背中を押した。依子は不満そうな顔でこっちを見ていたが、見てないフリをして、私も荷物をカバンにつめた。二人のクリスマス、邪魔するわけにはいかなかった。