「美優~?どうしたの?」



沙樹は私のほっぺたをツンツンとつつく。



「…痛いよ、沙樹」


「何があったの?相談のるけど?」


「何もないよ!大丈夫!お腹空いただけだから☆」




やっぱり嘘つくの下手かも。お腹空いたなんて嘘、誰も信じるわけないのに。


「そうなんだ~。美優は食いしん坊だからね」



信じてる人、一名。