「はや…んっ。だめだって…」



どんどん激しくなっていく。お腹が空いていた狼みたいな感じだし。



タオルがどんどん床に落ちていく。



恥ずかしい。こんな姿、恥ずかしいのに隠すことができない。



今、ここで止まってしまえばこの幸せな時間が終わってしまう気がして。



「もう…我慢できない」








―――――禁断の歯車が今、動き出す。





“この恋はきっと結ばれることはない。
ううん、結ばれちゃいけないの”





ねぇ神様。
私たちはどうして…兄弟なのですか?