「おい。俺から逃げるなんて百年早いよ?」



耳元で甘い囁きを受けた私は思わず手で耳を塞ぐ。



だって耳元で言うなんて反則だもん!ずるすぎる!



「…もう許してください」


「はぁ?無理だし。美優で遊ぶの楽しいもん」



楽しいもんって…可愛いこと言うなーっ!



惚れちゃうでしょ!ってもう惚れてるけどさ。



「お風呂入りたいの~!お願いだから…離して?」


「じゃあ一緒に入ればいいじゃん」



はぁーっ!?それほんとに言ってる?