ふと、ここは天国なのだろうかと思った。 目をしばたかせながら、ゆっくりと開くと、遙か上に広がるのはグレーの天井。 コンクリートのような金属のような壁だ。 何メートルも上に広がる広い天井はアタシが見たことのないようなものでした。 不思議に思って起き上がると、隣で声がした。 「お疲れ様でしたー!“lifeゲーム”楽しんでいただけましたかー?」 テンションの高い若い女の声。 その声の方を見ると、何やら不思議なコスチュームを着た若い女性が立っていた。 lifeゲーム? 何よ、それ。