「創志!?」
驚く聖治を置いて、創志は本屋へと駆け込んだ。
「……っ。」
本屋に駆け込んだ創志は店内を見渡す。
「いらっしゃいませ。」
「あ…。ちょっと聞きたいんだけど?」
「はい?なんでしょうか?」
創志は近くにいた店員に話しかける。

10分ほど経って、創志は分厚い袋を抱えて車に戻ってきた。
「ごめん、聖治さん。待たせた。」
「いや。それは構わないが、どうしたんだ?
創志が本屋入るなんて珍しいじゃないか?
しかもそんな分厚いの読むのは特にな。」
「聖治さん。俺だって本ぐらい読むって…。」