「創志。明日のスケジュールは解ってるか?」
「…解ってるよ。聖治さん。」
仕事が終わった帰りの車で、創志は車の中からボーと外の景色を見ていた。
外を見ていた創志の視線が、ある一点の看板を見つける。
(ミナギシの告知変わったんだな…。)
新しくなった告知の後に、創志は本屋を見つけた。
「…っ!!聖治さん停めて!!」
「…!?」
創志の大きな声に驚いた聖治は急ブレーキをかける。
「なにがあったんだ?」
停止した車から創志は急いで降りる。
「ごめん!すぐ戻るから。」
財布を手に創志は本屋へと走り出す。