すっかり日が落ち、エデンは闇にすっぽり覆われた。
半日、落下時の全身の激痛に耐えぬいていたギルバードは、ようやく体を起こすに致った。
「こんな暗がりじゃあ…アダムは見つけられない…か。」
辺りを見回し、どこか休める場所を探した。
見るかぎり、木々が鬱蒼としており、とても寝れる環境じゃない。
せめて、安全な場所を確保しなければ、とギルバードは木々に体を支えてもらいながら歩きだした。