「ほら入れ」



「はぁ〜」




わざとデカイため息をついて視聴覚室に入る。



よくよく見てみるとソファーやらテーブルやらお菓子やら…。




完全に私物化していた。




こいつら、よく退学にならないな。





「昨日、稀壱にビンタした梨帆だ〜」




くっ!おのれ銀髪…!!


思い出したくない過去を言いやがって。




「昴もういいから」



「分かったよ」