「ね、どこ行く?」


あたしは最高の笑顔で白石くんに聞く。


「…南野さんが行きたいところでいいよ。」


白石くんは少しだけ困った表情を浮かべる。


「………どうしたの?」


そう聞くと、急に首を横にふって、


「なんでもないです!!」


と叫ぶ白石くん。


………なんか、

様子が…おかしい?


「…じゃあ、あたし動物園行きたい!!」


無理矢理ハイテンションでそう言ってあたしはたまたま歩いて10分くらいで着く動物園があったので、そこに向かった。