「あたし?
あたしはいいでしょ。」



正直、自分の過去はあまり優に知られたくなかった。

素敵な人生を生きてきたわけじゃないし。


「やだ。」



一言で片付けられる。
反論したって負けちゃうことくらい、わかってるんだけどね。



「わかったよぉ…」




あたしか、
あたしの過去は…