「どうです?涼風さん?」


レノンのノートの抜けた部分にこの図書館にあった譜面のページを合わせる涼風の作業を、チャリパイもアルカイナの連中も固唾を飲んで見守っていた。


「フム……なるほど、なるほど……」



「ねぇ~!どうなのよ!その譜面がそうなの?」













「うん、間違いない!これがレノンの楽譜の完成版だ」


ノートから顔を上げた涼風が、満足そうに笑顔を浮かべそう呟いた。